薬物療法は信頼度の高い精神科で【メンタル安定で毎日を楽しむ】

医療

ストレス社会に不可欠

患者数の増加傾向

うつ

精神科はかつては通院すること自体にネガティブなイメージがあったり、躁鬱という診断が今ほど簡単には下されなかったこともあり、通院患者の数が決して多い診療科目ではありませんでした。しかし、今日では、例えば勤務先は長時間残業や高いノルマの設定、身分の保証がなされないことなどによって、肉体的にも精神的にもストレスの多い環境になりがちな傾向がありますし、家庭においても例えば核家族化によって育児の際に苦労を共有、分担することのできる人がいない母親のストレスや家計に余裕がないことによる経済的な不安からくるストレスが増えているなど、ストレスを生じさせる要因が生活のあらゆるシーンで増加しています。そのためにこれらのストレスが原因となる精神疾患を患う人が増えていますし、勤務先などの組織も精神疾患が疑われる人には迅速に精神科を受診させるように促す必要性に迫られているという事情があるため、精神科を受診する患者数は増加傾向にあります。そして、精神疾患に関する研究が進歩したこともあって、以前は精神疾患と見なされなかった症状でも精神疾患として通院や投薬による治療が必要とされるケースも増えています。この分野の研究は引き続き多くの医学関係者によって行われていますので、精神科を受診する人の数は今後も増加傾向が続くものと想定されています。

継続的な通院の必要性増大

精神科への通院患者の数が増える理由として、以前と比べて継続的な通院を続ける人の数が増えたことも挙げられます。精神疾患は目に見える症状が無くなれば完治という者ではありません。毎年同じ時期になると治ったと思っていた症状が再発するといった患者もいれば、一旦治ったと思っていたものの精神疾患を発症する前と同じ生活に戻ったら再び症状が再発してしまった、という患者も少なからず存在します。ですから昨今の精神科は一旦症状が治まっても薬の強度を軽くして一定期間経過を観察し、それでも症状が現れない場合に初めて投薬治療を止めるといった段取りで徐々に投薬に頼らずに済むように治療を進めていくというやり方が一般的です。そして投薬治療を終えたとしても一定期間経過観察を行うのが標準的な治療の流れとなっています。また、症状の重い精神疾患を患った人や症状は軽くても複数回症状が再発した人は仮に完治したと診断されても、常に再発の不安を抱えているケースが少なくありません。そして、こうした人たちが精神科に定期的に通院するというケースも増えています。彼らにとって精神科への通院は経過観察の一つであると共に、精神科の医師がカウンセラーの役割を担ってくれていて、通院することで安心感が得られるという効果もあるのです。安心感を得られる体験も精神疾患の再発予防には効果がありますので、こういう形での通院ニーズも高まり、結果として精神科の受診者数が更に増える要因の一つとなっているのです。